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NAPHTHA

ナフサとは?
石油化学を支える"縁の下"の原料

ガソリンや軽油ほど名前は知られていませんが、プラスチック・合成繊維・ゴムなど、身の回りの製品の多くはナフサから生まれます。ナフサの正体・用途・不足の原因と、私たちの暮らしや経済への影響を、岡山の燃料卸・根木石油が解説します。
最終更新:2026年9月19日/出典:石油・石油化学に関する公開情報にもとづく一般的な解説

原油からガソリン・灯油・軽油・重油が採れるのはよく知られていますが、同じ原油から「ナフサ」という留分も得られます。ナフサは燃料としてより、石油化学製品の"原料"として重要で、日本の産業と暮らしを足元から支えています。

この記事のポイント(3つ)

WHATナフサ=原油から採れる「粗製ガソリン」

原油を製油所で加熱すると、沸点の違いでガス・ナフサ・灯油・軽油・重油などに分かれます(分留)。このうちナフサは、ガスとガソリンの間あたりの軽い留分で、「粗製ガソリン」とも呼ばれます。原油からガソリン等が生まれる流れは石油の旅(原油から給油まで)で図解しています。

かんたんに言うとナフサは「石油化学のごはん」。燃やして使うより、分解して"素材のもと"を取り出すための原料、という位置づけです。

USEナフサは何に使われる?

ナフサはナフサクラッカー(分解炉)で高温分解され、エチレン・プロピレン・ベンゼンなどの基礎化学品になります。ここから、次のような身近な製品が生まれます。

また、重質ナフサは改質してガソリン基材や芳香族の原料にも使われます。

TYPES軽質ナフサと重質ナフサ

種類性質主な用途
軽質ナフサより軽い(低沸点)成分中心ナフサクラッカーでエチレン等を製造(石油化学原料)
重質ナフサやや重い成分を含む改質してガソリン基材・芳香族(ベンゼン等)の原料
かんたんに言うと同じナフサでも「軽い=プラや繊維の素材向き」「重い=ガソリン基材や芳香族向き」と、行き先が分かれます。

WHY SHORTAGEナフサ不足はなぜ起きる?

日本はナフサの多くを輸入に頼っているため、国内外のさまざまな要因で需給や価格が動きます。主な要因は次のとおりです。

これらは原油・燃料の市況全体とも連動します。原油・為替の最新の動きは、トップページのリアルタイム市況でも確認できます。

IMPACT私たちの暮らし・経済への影響

ナフサは石油化学の川上(かわかみ)原料です。ナフサ価格が上がると、プラスチックや合成繊維など幅広い製品のコストに波及し、生活用品から工業製品まで値上げの一因になります。ナフサ価格が「隠れた物価の指標」と言われるのはこのためです。

FUEL vs CHEMICAL燃料としての石油とのつながり

同じ原油から、燃料(ガソリン・軽油・A重油・灯油)と化学原料(ナフサ)の両方が生まれます。だからこそ、原油価格や製油所の状況は、私たちが扱う燃料の価格にも、身の回りの製品の価格にも、同時に影響します。燃料と化学品は"原油から生まれた兄弟"のような関係です。

FAQよくあるご質問

Q. ナフサとは?

原油の分留で得られる軽質留分(粗製ガソリン)で、主に石油化学製品の基礎原料に使われます。

Q. 何に使う?

ナフサクラッカーでエチレン等に分解され、プラスチック・合成繊維・ゴム・塗料などの原料になります。

Q. 軽質と重質の違いは?

成分の重さの違いです。軽質は石油化学原料、重質は改質してガソリン基材・芳香族原料に向きます。

Q. 不足の原因は?

原油価格・為替、製油所の稼働、需給、地政学リスクなど。日本は輸入依存が大きく影響を受けやすい構造です。

Q. 経済への影響は?

川上原料のため、価格上昇はプラ・繊維など幅広い製品のコストに波及し、物価全体に関わります。

燃料のこと、市況のこと、お気軽に

軽油・A重油・灯油・ガソリンの卸・配送は根木石油へ。市況をふまえた供給・お見積りをご提案します。

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※ 本ページは石油・石油化学に関する公開情報にもとづく一般的な解説です。分類・用途・市況は時期や情報源により異なる場合があります。